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花火な犬②
花火な犬①の続きです。前回分を読んでからどうぞ。
↓↓↓
 
 さあ、8月1日である。例年ならこの日の午後から場所取りの場所取りを開始する訳だ。つまり、この日が花火大会の鍵を握るといっても過言ではない。ちなみに、2日は研究室の連中と3日は部活の連中と見ることになっている。
 朝、研究室に行くと皆がどの場所を取ろうかと揉めていたので、とりあえず行ってみようと提案したが(AM9:00)、本気でキチ●イ扱いされるという、なんとも残念な感じになってしまった。しかし、この研究室での花火観賞というイベントは教授からの公認で昼間っから場所取りを許可されている。よって、場所が取れなかった場合、どんなことを言われるかわからないのである。私はその旨を皆に説明した後、13:00に花火会場へと向かった。

・・・
・・


Я 「ふぅ~」

 近くにスーパーに車を止め、会場の河川敷まで歩いてきた。私は3番ゲート前で止まった。

K 「ここですか?」

Я 「あぁ」

 同行してきた後輩Kに私は頷いた。実は狙っていたゲートには先客がおり、私は迷ったが、そこの2番手ではなく別のゲート1番手を選んだ。さあ、場所取りの開始である。

・・・
・・


 とは言うものの、何が始まるわけでもなく只管に待つだけなので異常に暇である。私はKと喋ったり、音楽を聴いたりして過ごしていた。そして、あと1時間ほどで交代要員が来るというその時・・・

? 「ここですよ」

? 「ああ」

? 「お?もう待ってる奴らが・・・」

 なんだか、ガヤガヤと6・7人の男達が土手の上に上がってきた。どうやら場所の下見に来たらしい。一目で柄が悪そうだというのは感じた。

1 「おい、兄ちゃんたち」

 スーツを着崩したような中年の男性(その1)が私に声をかけた。

Я 「はい?」

1 「もう待ってんのか?」

Я 「はい」

1 「はえーなー」

 というと、なにやら仲間で話し始めた。太ったロン毛の男(その2)が物騒なことを言っている。

2 「この場所がいいっすよ。前も広いし」

1 「そうか?」

2 「そいつらに場所取っといてもらえばいいじゃないっすか。ちょっと俺が言って来ますよ」

Я (そいつらって・・・)

2 「おい」

Я (やっぱり・・・)

 話の流れからしてなんとなく想像は出来た。私は適当に返事をする。おそらく明日まで我々の後ろの位置を確保したいということだろう。

Я 「なんでしょう?」

2 「おめーらの前に入れろ

Я (なにぃ!?)

 そのデブは普通に言った。後ろでなく前に入れろというのだ。しかし、笑って断れる雰囲気ではなかった。私は多少顔を引きつらせながら、明確に拒否の姿勢を示してみた。

Я 「いや、それは勘弁してください。こっちが先に並んでたんで」

2 「あ?かわんねーだろーが」

Я 「いや、並んでるんで・・・」

2 「おめーらも俺らの後ろの方が得だと思うぜ?」

Я 「(ちっ、しつけーな・・・何が得なんだよ・・・)・・・いや無理っすねー」

2 「てか、別にウチ等が後ろから行ってもいいんだけどよ。本気でやっぞ」

 その時、イライラしてきたデブをその1がなだめた。

1 「おいおい。あんまカタギにつっかかんじゃねーよ

Я (・・・え?)

 その1の言葉は自分達がカタギの人間ではないという意味だった・・・


続く・・・
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。
このあとどうなるのでしょう・・・。ドキドキです。
2005/11/05 (土) 18:51:42 | URL | 琉奈 #R3CmE9q6[ 編集]
履歴からとんできました。
文章がとても面白いですね!!大笑いしましたー。続きが気になります・・また来ます♪
2005/11/08 (火) 17:15:35 | URL | かよこ #NTJkZkUA[ 編集]
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